『今週の問題』第13回 解答


◆京都府 ネットOL さんからの解答。

40,25,20の公倍数の200円を持っていたと仮定すると、それぞれ1個の値段が5円、8円、10円となる。
次の同じ個数だけ買ったという事でその代金は5+8+10=23円の倍数になる。
200÷23をするとあまりは16円。

実際は80円ということで本当の所持金は200円の5倍の1000円。


◆北海道 近ドー さんからの解答。

ミカン1個の値段を、x 円
ナシ1個の値段を、y 円
リンゴ1個の値段を、z 円 とする。

ミカン40個を買った値段と、ナシ25個を買った値段と、リンゴ20個を買った値段はすべて等しい(そして、これが持ち金)ので、

40x=25y=20z

すべての辺を200で割って、
x/5=y/8=z/10

ここで、x/5=y/8=z/10=kとして、分母を払うと、
x=5k,y=8k,z=10k となる。
(このとき、持ち金は、40x=200k)

ここで、ミカン、ナシ、リンゴをすべて p 個ずつ買ったときの値段は、
p(5k+8k+10k)=23kp
で、お釣りが80円になる、ということから、
200k-80=23kp …ア

これを式変形して、 k(200-23p)=80

よって、k は80の約数。(1,2,4,5,8,10,16,20,40,80)

また、アの式変形の仕方をかえて、
40(5k-2)=23kp

右辺が23の倍数なので、5k-2 も23の倍数でないとダメ。
このことを満たして、しかも80の倍数になってる k は5しかない。
よって、持ち金は、200k=1000

以上の構成より、1000円しかない、、。

うーん。長くて面白くない解答になっちゃいましたね。


◆広島県 清川 育男 さんからの解答。

最初に持っていたお金をχ円とする。
みかん、なし、りんごをそれぞれY個かったとする。

題意より
(χ/40+χ/25+χ/20)×Y+80=χ...1)

1)式を整理する。
23×χ×Y+16000=200×χ...2)

2)式から
χ=16000/(200−23Y)...3)

16000=27×53

(7+1)×(3+1)=32
(200−23Y)が16000の32個の約数のどれかにならなければならない。
また、200−23Y>0であるから、0<Y<9。
200−23Y=16...4)
Y=8...5)
これしかない。

これを2)式に代入する。
184×χ+16000=200×χ...6)
16×χ=16000
χ=1000

1000÷40=25。
1000÷25=40。
1000÷20=50。

(25+40+50)×8=920。
920+80=1000。

題意を満たす。 答え 1000円。 


◆静岡県 ヨッシー さんからの解答。

所持金を1とすると、みかん、なし、りんごの1個の値段は

1/40,1/25/1/20。

1個ずつ買うと 1/40+1/25+1/20=23/200

1−23/200×8=16/200・・・余ったお金

80÷16/200=1000  答え 1000円


◆滋賀県 まさし さんからの解答。

最初に持っていたのは 1000円です
それぞれの値段は、みかん25円、なし40円、りんご50円です

回答
それぞれ40個、25個、20個をおつりなしで購入できることから、最初に持っているお金は、40、25、20の公倍数になる。
40、25、20の最小公倍数は200なので
最初の所持金は 200n 円(nは自然数)となる

みかん、なし、りんごの単価をそれぞれx、y、z円とすると
200n=40x つまり x=5n  ・・・(1)
200n=25y つまり y=8n  ・・・(2)
200n=20z つまり z=10n ・・・(3)

また、すべて同数(a個)ずつ買ったとき80円余るので

(x+y+z)a=200n−80   ・・・(4)

上記(1)(2)(3)(4)より
(5n+8n+10n)a=200n−80
(200−23a)n=80 ・・・(*)

a、nはともに自然数なので(*)を満たすのはa=8,n=5 この組み合わせに限られる
よって最初の所持金は200×5=1000円 になる


◆福島県 ぐぅふぃ さんからの解答。

前回同様、算数で考えます。
まず、40と25と20の最小公倍数を求めると、1000になります。
財布の中に入っていたのは1000の倍数であることがわかります。
1000円財布の中に入っていたとき、みかん25円、なし40円、りんご50円ならば、それぞれお金が余ることなく買える。

始めの所持金が2000円、3000円、あるいはそれ以上の場合は、それぞれの値段が2倍、3倍の時もある。
みかん、なし、りんごを1個づつ買うと115円になる。
それぞれの値段が2倍、3倍の時でも、結局は115の倍数になるので、115円の場合のみ考えればよい。

ためしに1000円を115円で割ると余りは80円になり、問題の条件を満たしている。
よって、財布の中に入っていたのは1000円。

と言いたいところだが、、、出題者が想定していた答えは1000円だとは思うが、24000円を115円で割っても余りは80円。
他の答えもある。

これは115円と1000円の公倍数の23000円を足していけばよく、47000円、70000円、、、といくらでも解答がある。

感想
1000円の答えは、結構簡単に出ました。
ほかにも答えがありそうだと思い、それぞれの値段が2倍、3倍になった時は、どう処理するのかなとちょっと悩みました。
同じになる事に気がつけば楽になりますね。
蛇足な解答だったかな。

【コメント】

一瞬どきっとしましたが、例えば24000円なら、みかん600円、なし、960円、りんご1200円となり、 合計2760円。
24000÷2760=8 余り 1920ですから、成り立たないですね。
115で割ることにはならないので。。。


◆東京都 imopy さんからの解答。

もっているお金をχとすると、
みかん1個は(χ/40)円
なし 1個は(χ/25)円
りんご1個は(χ/20)円

みんな同じ個数買うのだから、すべて1個ずつ買ったときの値段は
χ/40+χ/25+χ/20=(23/200)χ・・・(円)となる。

このことから最大限買うとすると8個ずつ買うことができることがわかる。
(つまり23×8=184<200、23×9=207>200)

この時おつりは、(1−184/200)×χ=80・・・(円)だから
χ=80×200/16=1000円となり、持っていたお金は1000円であることがわかる

ちなみに
みかん1個:25円(今時安い!!)
なし 1個:40円(これまた安い!!)
りんご1個:50円(やっぱり安い!!)ということで、このような場合、家に帰ってもっと買いだめすることを母親に提案することが正解であろう!?


◆千葉県 Lily of the valleyさんからの解答。

最初にもっているおかねを χ 円とすると、
みかん代 χ/40 円
なし代 χ/25 円
りんご代 χ/20 円 と、なる。

ここで、結局迷った末に、みかん、なし、りんごを w 個買ったとすると、

χ−w(χ/40+χ/25+χ/20)=80

を得る。整理すると、
χ(200−23w)=80×200
200−23w>0 より、w≦8
w=8 とすると、χ=1000 となり、これは題意を満たす。 【感想】

この問題、なんか奥が深いような気がします。
でも、一般化をめざそうとすると、解答が長くなっちゃうんですー。
エレガントな解法があるのでしょうか?


◆GOFY・和人さんからの解答。

最初の所持金をχとします。
それぞれの単価をA,B,Cとすると
χ=40A(みかん)
χ=25B(なし)
χ=20C(りんご)となります。

B,CをAとの比に直します。
B=40A/20=8A/5
C=40A/20=2A

みかん、なし、りんごをそれぞれ同数買うのですが、りんごを20個買ってしまうと残りが買えません。
試しに10個ずつ買ってみましょう。
10A+10×8A/5+20A>40A

9個ずつでは?
9A+9×8A/5+18A>40A

8こずつでは?
8A+8×8A/5+16A=36.8A

んっ、いけそうだ。
同数ずつ買ったら残金が80円なら、
40A−36.8A=80
3.2A=80
A=25・・・みかんの単価

8個ずつに単価を掛けて、残金を足すと
χ=8×25+8×8×25/5+8×50+80
χ=1000

所持金1,000円かぁ。学生の時、1000円が無くて、電車に乗れず歩いたことがあったなぁ。


◆海外 林澤源さんからの解答。

1000

方法 は 全部のお金 X 必ず 40 25 20 の 倍数
たから χ=200m m は 整数です

χーχ/40+χ/25+χ/20)=80
χ(1ー( 23/200)Y)= 80
χ(200 ー 23Y)= 200x80
m(200 ー 23Y)= 80
Y 必ず = 8


◆愛知県 Sherlock Holmesさんからの解答。

最初の所持金をa、みかん、なし、りんごの値段をそれぞれχ、y、zとすると、
a=40χ=25y=20z。

これよりaは40,25,20の公倍数であり、40,25,20の最小公倍数200,ある自然数kをもって

a=200kと書ける。

また、
χ=a/40,y=a/25,z=a/20
と変形し、a=200kを代入すると
χ=5k,y=8k,z=10k となる。

くだものをそれぞれp個ずつ買うとすると(χ+y+z)p円かかるので、
(χ+y+z)p=a−80
(5k+8k+10k)p=200k−80
23kp=200k−80
(200−23p)k=80

この式より200−23pは80の約数であり、さらにpが整数になるのは200−23p=16の場合のみ。
これよりp=8,k=5,a=1000,χ=25,y=40,z=50がわかる。  
よって最初の所持金は1000円。


◆神奈川県 せいちゃん さんからの解答。

答え 1000円

注:かなり省略させていただきます

持っている金額をx円とする。
みかんをa円、なしをb円、りんごをc円とする。

a=χ/40
b=x/25
c=x/20

ここで80円お釣より x-80が (それぞれ同じ個数より)
χ/40+x/25+x/20 で割り切れれば良い。

これを解くとx=1000


◆東京都  スーパーサマリア人さんからの解答。

(未知数はいずれも自然数である)
もらったお金は、40の倍数かつ25の倍数(かつ20の倍数)だから結局200の倍数である。
そこで、もらったお金を200χ円とする。

みかん、なし、りんごそれぞれ1個の値段をM、N、Lとすると与えられた条件から、
M=5χ、N=8χ、L=10χとおける。

次に、それぞれY個ずつ買ったとすると
(5χ+8χ+10χ)Y+80=200χ

これを【右辺が定数だけになるように】変形して

(200−23Y)χ=80

200−23Y、χはともに自然数だから80の約数になるので
(1,80)(2,40)(4,20)(5,16)(8,10)のいずれかの組み合わせになる。
ひとつずつ調べていくと
Yは自然数だから200−23Y=16だけが条件をみたすので
Y=8、χ=5とわかる。

したがって最初にもらったお金は5×200で、1000円です。

(それぞれの単価はMikan=25、Nashi=40、Lingo=50)


◆京都府  田嶋 利剛さんからの解答。

40・25・20の最小公倍数は200
所持金200円として各単価は5・8・10円
この時最高8個ずつ買えておつり16円
実際はおつり80円なのですべて5倍すればOK

所持金は1000円


◆神奈川県  KATO-MANさんからの解答。

最初に持っていた所持金は、40と25と20の公倍数であるので、最小公倍数の200を用いて200x(円)とする。

みかん1個の値段は 200x/40=5x(円)
なし1個の値段は  200x/25=8x(円)
りんご1個の値段は 200x/20=10x(円)となる。

また、同じ数ずつy(個)買ったとすると、条件より

(5x+8x+10x)y=200x-80  

が成り立つ。
整理すると、(200-23y)x=80

ここで、x、yはともに自然数であるので 200-23y>0 が成り立つ。
よって条件を満たすyは 1,2,3,4,5,6,7,8 のいずれかである。
また、xも自然数なので、この両方の条件を満たすx,yは(5,8)である。
よって所持金は 1000円


◆京都府  T.N.さんからの解答。

みかんなら40個、なしなら25個、りんごなら20個ちょうど買える値段なので、この3つの数の最小公倍数の200単位のお金を最初に持っているとする。
すると、相対的にみかんは5単位、なしは8単位、りんごは10単位の価格であることが分かる。
これらを同数買うのだから、1セットの価格は23単位である。
最初の所持金の200単位をこれで割ると、8セット買えて、16単位のお金が残る。
実際には80円残ったのだから、1単位は5円にあたり、最初の所持金は1000円であったことが分かる。

答え 1000円

数学と離れて久しいので、久しぶりに良い頭の体操をさせていただきました。


◆兵庫県  富吉 武司さんからの解答。

みかんの値段をχ、なしの値段をy、りんごの値段をz、所持金をA、みかん、なし、りんごを同数買ったときの個数をmとします。

所持金でみかんが40個余りなしで買えることから
  40χ=A A=χ/40・・1)

所持金でなしが25個余りなしで買えることから
  25y=A A=y/25・・2)

所持金でりんごが20個余りなしで買えることから
  20z=A A=z/20・・3)

みかん、なし、りんごを同数買ったときに80円余ることから

(χ+y+z)m+80=A

(1)(2)(3)を代入して計算すると
(23/200)A・m+80=A
23A・m+16000=200A
(200−23m)A=16000

所持金は正の整数でできるだけ大きく且つ16000を割ることができなければならないので 200−23m>0 m≦8

m=8の場合
(200−23×8)A=16000
16A=16000
従って A=1000

 Answer 1000円 //


◆神奈川県  すざ さんからの解答。

みかんの値段を M円
なしの値段を N円
りんごの値段を R円
最初に持っていた所持金を X円 とすると
題意より40M = 25N = 20R = X (1)

一番値段の安いMを単位とすると
N = (8/5)M (2)
R = 2M (3)

ここで、全てを1個ずつ買うと
M + N + R = 4.6M  (4)

買った個数をY個とすると最初の所持金 X = 40M を超えない最大のYは

Y (M + N + R) < 40M (5)

より、Y = 8の時、金額は36.8M

題意より( 40 - 36.8 ) M = 3.2M = 80 (6)

よって、M = 25 (7)

(1), (7)よりX = 1000

答え: 最初の所持金は1000円


◆岡山県  AZさんからの解答。

みかん1個 x円
なし 1個 y円
りんご1個 z円
それぞれを k個ずつ買うとする。

所持金は 40x=25y=20z ・・・@
条件より k(x+y+z)=40x-80 ・・・A
(0 @より 8x=5y=4z
∴y=(8/5)x
 z=2x

Aに代入 k(x+(8/5)x+2x)=40x-80
23kx=200x-400
(200-23k)x=400

xは整数なので、200-23kは400の約数でかつkは整数でなければならない。
これをみたすのは 200-23k=16
k=8  のみ。

∴ x=400/16=25

したがって所持金は40×25=1000円。


◆大阪府  ぴぽっぱん さんからの解答。

40と25と20の最小公倍数は、200なので まず持ち金を200円とすると、みかんは1個5円、なしは1個8円、りんごは1個10円となり、1個ずつ買うと23円で、8個ずつ買えて お釣りは16円になります。
ということは、16を5倍すると80になるので、持ち金は200円の5倍で、1000円。

前回もそうですが、言葉では、なんとか説明できるんですが、数学的にかっこよく式とか使って答えるのは、むずかしいですね。


◆埼玉県  MASTER さんからの解答。

まず、それぞれの果物が買える個数40,25,20の最小公倍数を出します。
40,25,20の最小公倍数=200
所持金は200の倍数となります。
所持金を200円として、みかん、なし、りんごの値段を出します。 

 みかん  200÷40=5
 なし   200÷25=8
 りんご  200÷20=10
 合計   5+8+10=23   

所持金が200円の時、3つの果物1個ずつの値段は23円になります。 
次に、3つの果物を同じずつ買ってのこりが80円だから、3つの果物を買った合計の値段は、10の倍数でなくてはならなくなります。
つまり、最低で230円となります。

さらに、所持金は200の倍数なので、果物の合計の値段の10の位は2でなくてはならなくなります。
つまり、値段は920円となります。
あとは、残りの80円をたすだけです。

920+80=1000
問題の計算にあっているので、所持金は1000円です。


◆群馬県  ハッシー さんからの解答。

みかん、なし、りんごの値段をそれぞれx円、y円、z円とし、最終的に買うことにした個数をn個とする。

題意から、
40x = 25y = 20z = (x + y + z)*n + 80

これより、y = 8/5x, z = 2x

従って、代入により
40x = (x + 8/5x + 2x)*n + 80

整理すると、 (200 - 23n)x = 400

nおよび、xは正の整数であるから、200 - 23n が、400の約数となるようにnを決めればよい。

n = 1 から順に計算すると、 n = 8 の時 400 - 23n = 16 となって、条件を満たす。

n = 8 より、x = 25, y = 40, z = 50。
以上より、最初の所持金は 1000円である。


◆兵庫県 中川原中3年選択スマイリー さんからの解答。

「解答」 1000円

「求め方」
40、25、20の最小公倍数を求めると200となります。
このとき、求める答えは最小公倍数の倍数となります。
200の倍数においてそれぞれ条件を満足するものを選びます。

○200の場合、みかんは5円、なしは8円、りんご10円となり計23円となり、80円のおつりだから
120÷23=5.217・・・となり条件を満足しない。

以下200の倍数を考えていくと、条件を満たすのは1000円となる。


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