◆広島県 清川 育男さんからの解答。
算数のニュートン算の解法を知らないので、代数で解きます。
元からある牧草の量をZとする。
一頭の牛の食欲(1日に食べる牧草の量)をχとする。
1日で成長する牧草の量をYとする。
題意より
Z+42Y=27χ×42...1)
Z+63Y=23χ×63...2)
2)−1)
21Y=21×(23χ×3−27χ×2)
Y=15χ...3)
1)に代入する。
Z+42×15χ=27χ×42
Z=42×(27χ−15χ)
Z=504χ...4)
21頭の牛で牧草を食べ尽くす日数をD日とする。
504χ+15χ×D=21χ×D...5)
6χ×D=504χ
D=84...6)
84/7=12
答え 12週間
代数で解いて再度見直すと、算数的解法がぼんやりと想像出来ます。
私が小学生のときには、ニュートン算など聞いたこともありませんでした。
鶴亀算、流水算、旅人算などは、習った覚えがあります。
今の小学生は大変ですね。
【コメント】
たぶん代数で解けるということは、算数的に解けるということと同じだと思います。
この問題は、1週間に生える草の量や、牧場全部の草の量が分からないのに解けるのが面白いところですね。
◆沖縄県の中学校1年生 kohamaさんからの解答。
12週間です。
【コメント】
その通りなのですが、次回はぜひ式を書いてくださいね。
◆『Mathematica on the Web』の解答。
1日分の草の成長を s 、牛1頭が1日に食べる草の量を f
、最初からある草 の量を I
とおきます。
このとき、次の方程式が成り立ちます。
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また、21頭の牛が d 週間で草を食べ尽くすと仮定すると、
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これらの連立方程式を d に関して解きます。
よって、答えは 12週間となります。
◆宮城県 アンパンマン さんからの解答。
a=もともとの草量
b=草の成長/週間
c=牛が食べる量/週間
x=かかる週間
a+6b=27*6*c
a+9b=23*9*c → b=15c
a+xb=21*x*c → (9-x)b=(207-21x)c
→15(9-x)=207-21x
x=12
12週間かかります。
◆大阪府 上原 宏之 さんからの解答。
ニュートン算は 算数で解くほうが簡単じゃないでしょうか?
牛 一頭が 一週間に食べる草の量を 1 とします。
27×6=162・・・27頭の牛が6週間で食べる量・・ (1)
23×9=207・・・23頭の牛が9週間で食べる量
207−162=45・・・3週間で生えた草の量
45÷3=15・・・ 1週間で生える草の量
27−15=12・・ (1)において1週間でなくなる草の量
12×6=72・・・初めに生えていた草の量
72÷(21−15)=12 ・・・12週間で食べ尽くす。
◆山梨県 Footmark さんからの解答。
牛1頭が1週間で食べる草の量を1とすると、
1週間に生える草の量=(23x9ー27x6)÷3=15
これは牛1頭が食べる草の量の15倍です。
ですから
15頭の牛は新しく生えてくる草を食べるだけで精一杯で、残りの牛が元あった草を食べることになります。
(牛の数が15頭以下なら永遠に食べ尽くせません)
それ故
元の草の量=(27ー15)x6=(23ー15)x9=72
これを21頭から15頭を除いた数の牛が食べるので
72÷(21ー15)=12
【答え】 12週間
◆奈良県の小学生 スピオス さんからの解答。
牛一頭が1週間に食べる草の量を1とすると、
27頭で6週間食べた草の量は27×6=162
23頭で9週間食べた草の量は23×9=207。
はじめに生えていた草の量は等しいから
これの差は9−6=3週間分だと分かる。
したがって、1週間に生える草の量は
(207−162)÷3=15。
はじめに生えていた草の量は
207−15×9=72。
21頭では72÷(21-15)=12
答え(12週間)
◆Jun KOMODA さんからの解答。
一頭の牛が一週間に食べる草の量を1とすると、
1×27頭×6週間=162 162=始めからあった草+6週間で生えた草
1×23頭×9週間=207 207=始めからあった草+9週間で生えた草
207−162=45 45=3(=9−6)週間で生えた草
45÷3=15 15=1週間で生えた草
15×6=90 162−90=72 72=始めからあった草
1×21頭=21 21−15=6 72÷6=12週間
答え 12週間