『トイレットペーパーの回転数は』

『トイレットペーパーの回転数は』解答


◆神奈川県の高校生 林 佑哉さんからの解答。

1周目   2周目       3周目   4周目   ・・・n周目 
4π +(4+2x)π+(4+4x)π+(4+6x)π+ ・・・+{4+2x(n-1)}π

{4n+2x(1+2+3+・・・・n−1)}π=6500cm ・・・(1)

また、

4+2x(n−1)=11・・・(2)

(1)より
4n+2xn(n−1)÷2=6500÷π
4n+n(n−1)x=6500÷π・・・(1)’

(2)より
2x(n−1)=7
x(n−1)=7÷2
x=7÷2(n−1)・・・(2)’

よって(2)’を(1)’へ代入して、

 4n+7n÷2=6500÷π
 15n÷2=6500÷π
 
 n=6500÷π×(2÷15)
  =(約)275.87

 x=(約)7÷2×275.87
  =(約)0.0127cm
  =0.127mm/1枚の厚さ
習っている(数T)先生と一緒に考えて、解いた。
すごく大変だった!!!

【コメント】

 すばらしい解答ありがとうございます。
数式を利用しての解答は「さすが高校生!」という感じです。
トイレットペーパー1枚の厚さと回転数が両方、同時に求められるのがすばらしいですね。
この問題は他にもいろいろな解答がありそうですね。
別の方法を思いついた方、またメールを送ってくださいね。


◆千葉県 Hiroshi Makiさんからの解答。

1.断面積(ドーナツ状)と長さから厚さを出す。
 (5.5×5.5×π−2×2π)/6500
= 0.01269 (cm)

2.巻き数だけ回転するから
 3.5/0.01269=275.8 (回転)

省エネ解法でした。
林 佑哉さんのような考え方で、物事を追求する人は将来、大成するでしょう。

【コメント】

同じ問題でも、考え方を工夫すれば簡単に解けてしまうのが、数学の面白いところです。
断面積を使ったのがすばらしいところですね。
それにしても鮮やかな解答ですね。


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