どちらが近い?

どちらが近い?解答


◆兵庫県 太郎さんからの解答。

一緒ですね。

大円の半径と中円の半径と小円のそれとの和が同じであるということに着目して下さい。


【コメント】

 この問題はノ−ヒントで生徒に出題すると答えが三通りに分かれます。
人間の目は結構いい加減なものですね。

もちろん太郎さんのご指摘の通り、長さは同じになります。
ソフトを見てもすぐわかりますね。
文字式を使って解いた方がおいでましたら、メールをお待ちしています。


◆滋賀県の高校生 P・Jさんからの解答。

AからCまで直接行く距離をm、Bを通る距離をnとすると、

m=(1/2)×(AB+BC)×π
n=(1/2)× AB×π+(1/2)×BC×π
 =(1/2)×(AB+BC)×π

よって、m=n

ってのはどうでしょう?


【コメント】

 やはり数学の証明は文字式を使うとしまったものになりますね。
ところで、例えば半円を正方形に変えたり、正三角形に変えたり、 あるいは半円の数を増やしたりして、この問題を発展させることもできると思います。
面白い問題ができたらお知らせください。


◆海外の高校生 斉藤 健太さんからの解答。

 ACの半円の直径とAB、ACの半円の直径の合計は等しい。
よってどちらの道を通っても同じ。


◆神奈川県 てる さんからの解答。

【解答】

(Bを通る場合と、通らない場合の長さは)同じである。

【解説】

ABの長さをx、BCの長さをyとする。
その場合、ACの長さは(x+y)となる。
この場合、弧ABの長さはx×π、弧BCの長さはy×πであり、
Bを通った場合の道の長さは
x×π+y×π=(x+y)×πとなる。

弧ACの長さは(x+y)×πであるため、Bを通った場合の道の長さと同じとなる。

【感想】

一瞬「どっちが長いのだろう?」と悩んでしまいました...


◆宮崎県の高校生 Fractalyさんからの解答。

弧ABの長さは
 1/2*AB*π

弧BCの長さは
 1/2*BC*π

弧ACの長さは
 1/2*AC*π

よって、弧AB+弧BCは

 1/2*AB*π+1/2*BC*π
=1/2*π(AB+BC)
=1/2*AC*π

∴弧AB+弧BC=弧AC(q.e.d.)


◆宮城県 アンパンマン さんからの解答。

点Bを通らない場合
 道の長さ=π*AC

点Bを通る場合、
 道の長さ=π*AB+π*BC = π*AC

つまり同じ距離です。
点Bを通らない場合のほうはあまり急カーブではないから行きやすいかもしれません。


◆千葉県 一文字弥太郎 さんからの解答。

便宜上、acは、AC間の線分の長さを示すものとする。
当然、abは、AB間の線分の長さ、bcは、BC間の線分の長さである。

ac=ab+bc

両辺に1/2πを乗じる。

1/2πac=1/2π(ab+bc)
1/2πac=1/2πab+1/2πbc
(分配法則は、公理として成立しているものと前提する)

上記式の左辺は、AC間の弧の長さであり、
右辺中、1/2πabは、AB間の弧の長さ、
1/2πbcは、BC間の弧の長さを示す。

∴ AC間の弧を通る場合も、AB間の弧及びBC間の弧を通る場合もその距離は、同じである。


◆大分県の小学生 べっち さんからの解答。

答え 同じ

わけ

半円ABの半径をx,半円BCの半径をyとする。
半円ACの半径はx+yだから
πxr+πyr=π(x+y)rなので等しい。


◆秋田県 GOGOマンモス さんからの解答。

線分abをa、bcをbとする時
1番大きい円周は
(a+b)π÷2・・・・・・(1)

2番目、3番目はそれぞれに
 aπ÷2・・・・・・・・・(2)

 bπ÷2・・・・・・・・・(3)

(2)+(3)
=aπ÷2+bπ÷2
=(a+b)π÷2

∴ =(1)


◆福岡県 X'mathお^ さんからの解答。

弧AC=弧AB+弧BCを証明する。
まず、線分AC=1とする。
さらに、線分AB=X、線分BC=Yとすると、
線分AC=1より、X+Y=1である。

これらを使って、それぞれの弧の長さを求めると、
弧AC=1
2
弧AB=1
2
*π*X
弧BC=1
2
*π*Y
となる。

すると、

弧AB+弧BC
=1
2
*π*X+ 1
2
*π*Y
=1
2
*π*(X+Y)
=1
2
*π [X+Y=1より]
=弧AC

となり、

弧AC=弧AB+弧BCが、証明できる。


◆愛知県の中学校1年生 俊 さんからの解答。

まずACをIとおく。
つぎに、ABをyとおく。
(二分の一はどの半円にも共通するため省く)

πI と、πy+π(I−y)を比べる

πy+π(I−y)
=πy+πI−πy
=πI

πIとπIでどちらも距離は等しいことになる。

これからいえることは、ある円の直径をいくつかの円に分けて共有してもいくつかの円の周の和は、ある円の 円周の長さと変わらないということです


◆東京都の小学生 Qoo さんからの解答。

ABx3.14+BCx3.14は
(AB+BC)x3.14と等しい。

また、AB+BCはACと等しいので、距離は変わらない。


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