◆広島県 清川 育男 さんからの解答。
問題の意味が十分に把握できないのですが。
仮に0.5cm/秒の速度で休むことなく進んだとすると、どの1分間も30cm進むことになるので、
30(cm/分)×6(分)=180(cm)。
次に考えられるのがカタツムリ君は休憩したり、進んだりしたのではのではないかと言うことです。
そこで、仮に30秒休憩して、後の30秒で30cm進むというパターン(トータルで30cm/分)をとったとします。
観察する生徒を11グループ作ります。
・第 1グループの観察(0秒〜1分)。
30秒休憩。 残り30秒で30cm進む。
・第 2グループの観察(30秒〜1分30秒)。
30cm進む。残り30秒休憩。
・第 3グループの観察(1分〜2分)。
30秒休憩。 残り30秒で30cm進む。
・第 4グループの観察(1分30秒〜2分30秒)。
30cm進む。残り30秒休憩。
・第 5グループの観察(2分〜3分)。
30秒休憩。 残り30秒で30cm進む。
・第 6グループの観察(2分30秒〜3分30秒)。
30cm進む。残り30秒休憩。
・第 7グループの観察(3分〜4分)。
30秒休憩。 残り30秒で30cm進む。
・第 8グループの観察(3分30秒〜4分30秒)。
30cm進む。残り30秒休憩。
・第 9グループの観察(4分〜5分)。
30秒休憩。 残り30秒で30cm進む。
・第10グループの観察(4分30秒〜5分30秒)。
30cm進む。残り30秒休憩。
・第11グループの観察(5分〜6分)。
30秒休憩。 残り30秒で30cm進む。
観察した全ての生徒は、カタツムリは1分間に30cm進んだと答えます。
30(cm)×6=180(cm)。
上記のように、どの生徒もカタツムリ君が1分間に30cm進んだと答えるとなると、カタツムリ君の行動パターンがどうであれ、6分間に180cm進んだことになると思います。
それ以上でもそれ以下でもありえません。
これでは、証明ではなく感想ですね。
【コメント】
この問題は、意味が把握できれば解けるのでしょうが、確かにあまりにも漠然としています。
ここは説明すると面白くないので、さらなる解答を待ちましょう。
◆東京都 eikiさんからの解答。
わかってしまいました!
清川さんの解答がなければ気がつかなかったと思います。
答は3メートルですね。
【解答】
かたつむりが進んでいる状態を1、止まっている状態を0で表わすと、
進んだり止まったりする状態は、0101010101010101・・・・・・のように表わせます。
「1」のときに30センチメートル進んだとすると、
子供たちは全員が「010」の状態を観察したと考えることができます。
01010101010・・かたつむりの状態
AAA Aくんが観察した「010」
BBB Bくんが観察した「010」
CCC Cくんが観察した「010」
そしてそれぞれの時間(「010」にかかった時間)は1分間ですから、
6分間では 010101010101010101010 のように「1」を10個含めることができます。
見やすくするために「010」で区切ると
010 1 010 1 010 1 010 1 010 1 0
(11個含めようとすると010 1 010 1 010 1 010 1 010 1 010となって6分間を超えてしまいますから11個目は含められません)
したがって答は、10×30(センチメートル)=3(メートル)
【補足】
正しくは前半の休みと後半の休みは同じ時間である必要はなく、
前半の休みをA、後半の休みをB、進んでいる状態をMとして
AMBMAMBMAMBMAMBMAMBMA と考えます。
時間(かたつむりのスピード)については
A+M+B=60(秒) 5M+A=60(秒)を満たせばよく
A=BのときはM=20/3(秒)で秒速4.5センチメートル、
究極のA-->0、B-->48のときはM=12(秒)となって、
秒速2.5センチメートル(現実的な値)になります。
もちろん逆の究極はM-->0で「テレポーテーションするかたつむり」。
【コメント】
すばらしい解答をいただきまして、ありがとうございます。
このように他の人の答えを参考にできるところが、インターネットのよさですね。
ところで、イギリスでは「世界カタツムリスピード選手権」が行われており、世界記録は60cmを3分だそうです。
また世界最大のカタツムリは体長39cm、殻の直径が27cmだそうです。
さらにおまけを言うと、世界ミミズ競争選手権の記録は60cmで2分15秒だそうです。
蛇足でした。
◆神奈川県 飯田 孝久さんからの解答。
(注意)これは、観察時間が連続した1分でなくてもよい場合です。
(1)31人の場合
・観察
最初の50秒は全員で観察する。
残りの310秒を各人が10秒ずつ観察する。
・カタツムリ君
最初の50秒はじっとしている。
その後毎秒3センチメートルの速さで移動する。
・結果
各観察者が観測中に30センチメートル移動するのは明らか。
この時のカタツムリ君の移動距離は930センチメートルである。
(2)301人の場合
・観察
最初の59秒は全員で観察する。
残りの301秒を各人が1秒ずつ観察する。
・カタツムリ君
最初の59秒はじっとしている。
その後毎秒30センチメートルの速さで移動する。
・結果
各観察者が観測中に30センチメートル移動するのは明らか。
この時のカタツムリ君の移動距離は9030センチメートルである。
(3)n人の場合(n>6とする)
T= | 300 n−1 | とする。 |
・カタツムリ君
最初の(60−T)秒はじっとしている。
その後毎秒 | 30 T | センチメートルの速さで移動する。 |
・結果
各観察者が観測中に30センチメートル移動するのは明らか。
この時のカタツムリ君の移動距離は30nセンチメートルである。
nは任意の数なので、カタツムリ君の移動距離に上限はない。
付録
移動距離が無限大の場合も構成できますが、カタツムリ君が光より早く移動するのは非現実的ですので、止めます。
【コメント】
観察時間が不連続でもよいことをついた解答ですね。
条件に加えるべきだったかもしれません。
◆富山県 萩の葉 さんからの解答。
カタツムリが30秒後、1分後、1分後・・・にぴょんと30センチ飛んで、6人の子供が見ている。
−0−−0−−0−−0−−0−−0−
−−のあいだに僅かな隙間を作り、そこでもぴょんと飛びあらたに5人の子供がその前後30秒、あわせて1分を見ているとする。
−0− −0− −0− −0− −0− −0− −0− −0− −0− −0− −0−但し最初に出てきた子供の内、6人目の子はわずかの隙間が5箇所できた為、10回目のぴょんを見ずに11回目のぴょんを見ることはできないのでぴょんは全部で10回。
【感想】 意外な答えに驚き!
◆石川県 ようらん さんからの解答。
動いてる時を○、止まっている時を×あるいはxとする。
×○x○×○x○×○x○×○x○×○x○×・・・・・×○xで一分とすると、 絶えず子供たちが見張っているので
×○x ○ ×○x ○ ×○x ○ ×○x ○ ×○x ○ ×○xこれだと6分+○5つで6分以上となり普通は不適
×○x ○ ×○x ○ ×○x ○ ×○x ○ ×○x ○ ×変形してみると
×○ x○× ○ x○× ○ x○× ○ x○× ○ x○×これだと5分+○5つ+×1つとなり
○1つで30cm進み、6分で○10個あるので300cmとなる。
ただし、このカタツムリが瞬間移動できるエスパーエスカルゴなら
○1つが0秒となり6分で○11個になるので330cmということになる。
瞬間移動はムチャか・・・。