『角度の問題 Part6』解答


◆山梨県 Footmark さんからの解答。

【問題1】

問題での点Aは、図では点A1として表します。

∠BA1Mを30°にすると、三角形A1BMは二等辺三角形です。
よって、線分A1M=線分BM
ところが題意より、線分BM=線分CMですから、
線分A1M=線分CM

また、∠A1MC=60°になるので、三角形A1MCは正三角形です。
よって、∠MA1C=∠MCA1=60°
この時、∠BA1M+∠MCA1=30°+60°=90°

条件を満たします。

∴ ∠A1=30°+60°=90°

[答え] 90°

【問題2】

問題での点Aは、図では点A2として表します。

∠BA2Mを15°にすると、∠A1MA2=15°になるので、
三角形∠A1MA2は二等辺三角形です。
よって、線分A1M=線分A12

【問題1】より三角形A1MCは正三角形ですので、
 線分A1M=線分A1

よって、線分A12=線分A1

それ故、三角形A1CA2は二等辺三角形で、
 ∠A1CA2=∠A2

ですから、∠A1CA2=∠A2=45°

この時、∠BA2M+∠MCA2=15°+(60°+45°)=120°
条件を満たします。

∴ ∠A2=45°

[答え] 45°


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答。

【問題1】

答え 120度と90度

下図赤紫色参照。

∠MAC=60度であるから、点Aは下図赤紫の円周上である。
Mを通りMCに対して傾き30°の補助線(図中破線)を引けば分かる様に、
△MCA1-1は正三角形である。
よって角Aのひとつは90度である。

また、
∠CMA1-1=∠CA1-21-1=60度より、
もう一つは120度である。

【問題2】

答え 45度と135度

下図青色参照。

∠MAC=30度であるから、点Aは丁度A1-1を中心とする青の円周上である。
点Cは円の中心から線BAに対し直角方向である。
従って△CA2-22-1は直角2等辺三角形である。
よって角Aのひとつは45度でもう一つは135度である。

 


◆山梨県 Footmark さんからの解答。

【問題1】

点Aが図の点1と点1の時、与えられた条件を満たします。

1=30°+60°=90°、
1=60°+60°=120°

[答え] ∠A=90°, 120°

【問題2】

点Aが図の点2と点2の時、与えられた条件を満たします。

2=15°+30°=45°、
2=105°+30°=135°

[答え] ∠A=45°, 135°


【出題者のコメント】

この問題はもともとは

三角形ABCのBCの中点をMとするとき、
∠BAM+∠MCA=90度なら
三角形ABCはどんな三角形か?

という問題の改題です。
この問題の解法はAMを2倍に延長して、三角形ABCの外接円を描き、Mが円の中心である場合とそうでない場合とを場合わけするものでした。
私はこの解法が不自然に思え、それよりは作図によりAの位置を定める解法の方が自然に思えました。
そこで今回のような問題を作ってみたわけです。


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