『線路の問題』

『線路の問題』解答


◆広島県 清川 育男さんからの解答。

【問題1】

1)頂点の数をT、辺の数をHとする。
不通状態になるときの最小の切断数をSとする。

予想される関係。  S=H−T+2

2)木の場合
H=T−1。S=(T−1)−T+2=1。

一カ所の切断で不通状態になる。したがって予想される関係は正しい。

3)環状になっている場合。
H=T。
一カ所切断されても不通状態にならない。

N個の場合。 H=T+(N−1)。S=T+(N−1)−T+2=N+1。
N個の環状がある場合は、Nヶ所切断せれても不通状態にならない。
S=N+1。
環状になっているときも予想される関係は正しい。
したがって木と環状の複合の場合も予想される関係は正しい。

【問題2】

H=36。T=24。
S=36−24+2=14。
14−1=13。   答え 13ヶ所。

 人間の脳細胞は毎日、10万個が壊れていると言われています。
脳細胞は再生しません。
それでもこうしてアクセス出来るのは、正にネットワークが出来ているからでしょうね。
今のコンピュータではこうはいかないでしょう。


【コメント】

 一瞬、ヒヤッとしましたが、Sは不通状態になるときの最小の切断の回数だったのですね。
見事正解です。
図3の場合はこの規則なしで考えたら、頭が痛くなりますね。
すぐあきらめてしまうのは、脳細胞が減少しつつある証拠でしょうか。


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