◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答。
答え 4面体
【条件1を満たすものは4面体のみである。】
∵
(1)断面が多角形であるから、平面で区切られた多面体である。
(2)断面が3角形か4角形で単連結であるから、凸多面体である。
(3)辺の近傍の断面を考えると1つの頂点に集まる平面は3面に限る。(下図)
(4)下図のように頂点A付近を若干面ABD側にずれて通る断面PQRSを考える。
このときQRは直線で無ければならない。
またQRが掃引してできる面は平面でなければならないから、少なくともQ,Rの付近で折れ線BC,CDは1平面上に存在する。
これを少しずつ広げて行けば結局、BC,CDは直線でかつ1平面上に存在する。
同様にBDも同じ平面上の直線である。
即ち、4面体である。
【4面体は条件2を満たす】
∵ 4面体の頂点は4個である。
従って影が五角形以上になることはない。
【P.S.】
問題としては、条件の1だけでも良いように思います。
2個別の問題とすると、条件2は凸体の条件がないと無限に解があります。
因みに凸条件をつけると、条件2単独でも4面体のみに限られそうです。
【出題者のコメント】
解答ありがとうございます。
条件1と2は別々な条件でして、「両方同時に成立する場合を考えてください。」というつもりではなく、それぞれ別個に条件1を満たす場合は何々、条件2を満たす場合は何々としていただければ良かったんです。
あと、条件2に凸図形という条件が抜けてました。
(ということで凸を追加しました。)>
◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答。
【2.射影】 答え 4面体
(1)凸体であるから 曲面は許容されず 平面で囲まれた多面体である。
(2)任意の辺方向の射影は三角形である。
∵ もし辺方向の射影が四角形以上であるすると、辺を含む面内で若干射影方向を回転させることにより、その辺が射影の辺として現れ、射影が五角形以上になるからである。
(3)凸体の一辺をABとすると、(2)より凸体はABを辺に含む無限三角柱(下図黄色)の内部に含まれ、かつ凸体の一部が無限三角柱表面の長手方向の何処かに存在しなければならない。
同様のことが、ABに対する無限三角柱表面でABを含まない表面上の辺CDについても言え、辺CDに対応する無限三角柱(空色)を考えることができる。
これらの積図形は4面体:Vである。
特に、ABに対する無限三角柱表面であって、ABを含まない表面上では、Vが存在するのは辺CDをそのまま延ばした線分上のみであり、結局CDはVの辺である。
同様にABもVの辺である。
問題の立体は凸体であるからAB,CD上の点を結ぶ線分は全て凸体の内部である。
よって、凸体=V=4面体である。