『2から37までの自然数』解答


◆山梨県 Footmark さんからの解答。

【証明】

2〜37には数字が36個あります。
これは、6進数2桁で表せる数の個数と一緒です。
ところが、6進数2桁のときは、0〜35の36個です。
十位の桁の0,1,2,3,4,5が表す数は、それぞれ0,6,12,18,24,30です。
一位の桁の0,1,2,3,4,5が表す数は、それぞれ0,1,2,3,4,5です。

2〜37は0〜35より個々の数が2つ多いと考えられるので、 各桁の個々の表す数に、それぞれ1を加えると、求める2数列になります。

すると、x(i):1,7,13,19,25,31 , y(j):1,2,3,4,5,6

よって、一般項は、x(i)=6i−5 , y(j)=j (1≦i,j≦6)


◆出題者のコメント。

正解です。が、それだけじゃないですよ。
他にもあります。


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答。

36=6×6=4×9=9×4=(3*2)×(2*3)です。
従って6進数以外に4”進数や9”進数でも0〜35を2桁でちょうど対称的に表記することができます。
ただし、3桁目は何れも36の位であり、”をつけました。
6”進数=6進数。
また、次の要素を入れ子に組み合わせて配置することが可能です。

以上から次の7種とその転置が得られます。

(1)(2)は[3×3]に[2×2]かその転置を入れたものです。4”進数です。

(3)(4)は[2×2]に[3×3]かその転置を入れたものです。9”進数です。

(4)(5)は[2×3]に[3×2]を入れたものおよびその逆です。6”進数です。

(7)は純粋な6進数です。[1×6]に[6×1]を入れたと言ってもよいです。

【PS】

かつて大型機といわれる計算機には、1ワードが36ビットのものがありました。
36はこの問題のように分割の巾が広く、かつ英数文字だけなら6ビットで十分であり、メモリが十分とれなかったころの遺物と言えるでしょう。


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