『ルートの嵐』 解答


◆東京都の高校生 小林 哲也 さんからの解答。

分母の値は、

という漸化式を定義して、
lim
n→∞
an と書くことができる。

なので、

となり、

となる。ここで、

lim
n→∞
 

となるため、はさみうちの原理より、

lim
n→∞
|an-2| = 0 となり
lim
n→∞
an = 2 となる。

同様にして、分子の値は 4 となることが証明でき、分数の値は結局 2 となる。


答えだけ求めるのであれば、
分母 = x と置いて、

x2 = 2 + x

となることから、
x = 2 (負はとらない)

と求め、同様にして分子の値を 4 と求めることもできますが、分母、分子それぞれ収束することが証明されていないため、不完全です。


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答。

証明としてはかえって長くなりますが、aNは有界単調増加数列であるので、収束が保証されます。

●有界性

2−(aN+1)2=2−aN なので 
0<aN≦2 であれば 0<aN+1≦2 である。

0<a1≦2 であるから aNは有界です。

●単調増加性

 (aN+1)2−aN2
=2+aN−aN2
=−(aN−2)(aN+1)≧0  for −1≦aN≦2

Nは2以下0以上ですから aNは単調増加数列です。
従って,x2=2+x の妥当な解:2を収束値とすることができます。


◆出題者のコメント。

正解です。
解いていただいてありがとうございました。(^o^)/


◆神奈川県 いわし さんからのコメント。

# 分母だけですが。

小林さんの解にある漸化式

を満たす数列 { an } は、次のように一般項を求めることもできます。
an = 2 cos ( π
2n+1
)  ・・・(1)

数学的帰納法により示します。
a1 = 2 cos ( π
4
)
ですから、n = 1 のときは成立しています。

n = k (≧1) のとき (1) を仮定すると、

すなわち、n = k+1 のときも (1) は成立しますから、任意の自然数 n に対して (1) の成立が示されました。
よって (1) より、an → 2 (n → ∞) です。


◆東京都の高校1年生 もやし さんからの解答。

とおくと、

これの2乗は1番外側のルートをとるだけだから、

となる。

ここで、下線部は(収束とかを考えなくても…が同じ事を繰り返すことを示すので、必然的に)xの値と同値だから、

x2=12+xを満たす。

したがってこれを解いてx=−3,4
x>0から、x=4

同様に、分母をyとおけば、これは
2=2+yを満たすので、
これを解いてy=−1,2

y>0から、y=2
ゆえに求める値は

=2
∴2


 『ルートの嵐』 へ

 数学の部屋へもどる