『2乗すると・・・』

『2乗すると・・・』解答


◆広島県 清川 育男さんからの解答。

 全て求めなさいとあるので、複数個在るのかと思い、プログラムを組んで、10から99まで網羅的に調べましたが、1個しかありませんでした。

38×38=1444。

 答え 38。

 インチキしてすみません。


【コメント】

 いえいえ、問題ありません。
自分も実はコンピュータで確認しましたから。(^_^;
力技以外で解いた方がおいでましたら、またメールくださいね。


◆広島県 清川 育男さんからの解答。

2桁の数をχ×10+yとする。
χは1〜9。yは0〜9。の整数。

 (χ×10+y)2
=χ2×100+2χy×10+y2

1)y=0のとき 題意を満たすXは存在しない。

2)y=1のとき 2χの1桁の数が1となるXは存在しない。
  2χは偶数だから。

3)y=2のとき 4χの1桁の数が4になるのは、χ=1,6。
  12×12=144。62×62=3844。
  ともに題意を満たさない。

4)y=3のとき 6χの1桁の数が9となるχは存在しない。
  6χは偶数だから。

5)y=4のとき 8χ+1の1桁の数が6となるχは存在しない。
  8χ+1は奇数だから。

6)y=5のとき 10χ+2の1桁の数が5となるχは存在しない。
  10χ+2は偶数だから。

7)y=6のとき 12χ+3の1桁の数が6となるχは存在しない。
  12χ+3は奇数だから。

8)y=7のとき 14χ+4の1桁の数が9となるχは存在しない。
  14χ+4は偶数だから。

9)y=8のとき 16χ+6の1桁の数が4になるのは、χ=3,8。
  38×38=1444。88×88=7744。38は題意を満たす。

10)y=9のとき 18χ+8の1桁の数が1となるχは存在しない。
  18χ+8は偶数だから。

 したがって題意を満たす2桁の数は38です。
                     答え 38。

 一位、十位の数が同じになるのは、12。62。38。88。
千位、百位の数が同じで、かつ一位、十位の数が同じになるのは、88。
これは問題にしても、おもしろいかもしれませんね。


【コメント】

 これは完全な分類ですね。
答えが2〜3個あれば、もっと面白い問題なのですが・・・。
よく使うテクニックですが、10χ+yとすると便利ですね。


◆京都府の大学院生 わかさひ君からの解答。

下2桁が一致する場合をまず考えてみる。
2桁の数を n = 10a+bとすると、
n2 =(10a+b)2 = 100a2 + 20ab + b2
この下2桁だけ考慮すると、100 a2 は無視できるので、
χ= 20ab+b2 とする。
b2 = 00,01,04,09,16,25,36,49,64,81 であるのと、
第1項が20ab = 2 × 10 × ab 、つまり、この項だけならば 10の位は偶数になることから、

 b2の10の位が奇数なら、χ の10の位も奇数、
 b2の10の位が偶数なら、χ の10の位も偶数

になる。したがって、χ の下1桁に着目して場合分けすると、

χの下1桁
 0 b=0 の時だけなので、常に下2桁は0になる
 1 b=1,9ともにχの10の位が偶数になる(1にならない)ので不適
 4 b=2,8ともにOK
 9 b=3,7ともにχの10の位が偶数になる(9にならない)ので不適
 6 b=4,6ともにχの10の位が奇数になる(6にならない)ので不適
 5 b=5 の時だが、χの10の位が偶数になる(5にならない)ので不適

したがって、b=0,2,8に限定されることが分かる。
b=2 のとき、2ab の 1の位が4になるので、a=1,6。
b=8 のとき、2ab の 1の位が 4-6 = 8 (mod 10) になるので、a=3,8。

したがって、この結果をまとめると、下2桁が一致するn は、

 10の倍数、もしくは、n = 50a ± 12

と書くことが出来る。
これを満たす数の中から、下3桁一致するものを探せば、n = 38 を得る。

もちろんここからさらに一般的な論議を進めても良いのですが…
これは日本数学オリンピック第1回の一次予選問題にありました。
そのときの問題は確か、「下3桁が一致する最小のnを求めよ」だったと思います。


【コメント】

 数学オリンピックに類似問題が出題されていたとは知りませんでした。
力技で全部計算して解いたら、やはり予選落ちなんでしょうね。


 『2乗すると・・・』へ

 数学の部屋へもどる