『1の位の数は?』

『1の位の数は?』解答


◆東京都 GOYAさんからの解答。

問題の式 
(N2 −N+2)を変形すると

(N(N−1))+1 となる。・・(1)

(1)式に含まれる N(N−1)が取りうる1の位を求める。

Nを10m+nと表すと[nが1の位、mが十の位以上の数字]

 N(N−1)
=(10m+n)×(10m+n−1)
=100m2+20mn−10m+n2−n

初項から第3項までは10の整数倍なのでN(N−1)の1の位は

2−n = n(n−1)

となり、Nの1の位[n]だけの計算と同じとなる。

結果は

 n=1 …> 0  6 …> 0
   2 …> 2  7 …> 2
   3 …> 6  8 …> 6
   4 …> 2  9 …> 2
   5 …> 0  0 …> 0

 以上のように0,2,6の3通りしか無い。
この0,2,6をsとする。

(2)問題の式をsを使った式に変形する。

N(N−1)の結果を 10m+s と表すと(m≧0の整数)


(N(N−1))+1=
(10m+s)+1

mが偶数の時 m=2tとおけば


(10(2t)+s)+1=10t+
+1

mが奇数の時 m=2t+1とおけば


(10(2t+1)+s)+1=10t+6+

求める結果は1の位の数値なので、10tを無視すると

(N2 −N+2)で1の位に現れる数字は

+1 と 
+6 で求められる。

(3)結果を求める。

 (1)によりsは0,2,6なので


+1から 1、2、4,
+6 から 6、7、9

の6つが1の位に現れる数字となる。

よって、
(N2 −N+2)で1の位に現れない数は
これらを除く 0,3,5,8 の4つです。

【感想】

N(N−1)の1位の数字を求めるには1位の数字だけ計算しても同じだとか、

(10m+s)の1位の数字は

+5である
というのは、ふだん意識しないで用いてますが、まじめに説明しようとすると結構面倒であることを認識した問題でした。

でも、このページを見た人は余計な説明があって読み辛いと思われるでしょうね。


【コメント】

 きちんと証明を書いてくださるので、大変読みやすいです (^_^
実は私もNを10で割った剰余で分類する証明を考えていました。
10の倍数を無視することで、本質的には同じですね。


◆東京都 鳳 奥人 さんからの解答。

N=20a+b (aは0以上の整数、bは0以上19以下の整数。
ただしa=b=0とはならない)とする。

また、  1
2
(N2 -N+2)=Sとする。

S= 1
2
(N2 -N+2)
  1
2
{(20a+b)2-(20a+b)+2}
  1
2
{400a2+20a(b-1)+b(b-1)+2}
 =200a2+10a(b-1)+ b(b-1)+2
2

1)b=0のとき
S=200a2-10a+1=10a(20a-1)+1 なので
Sの一の位は1である。

2)1≦b≦19のとき
S=200a2+10a(b-1)+ b(b-1)+2
2
なので

Sの一の位は b(b-1)+2
2
(=Tとする)の一の位に等しい。

※bとb-1は連続した2つの整数なので、片方は絶対偶数。
よってb(b-1)も偶数。当然b(b-1)+2も偶数。
したがってそれを2で割ったTは必ず整数である

bとTの一の位の組み合わせは下記の通り。

b   Tの一の位
1       1
2       2
3       4
4       7
5       1
6       6
7       2
8       9
9       7
10      6
11      6
12      7
13      9
14      2
15      6
16      1
17      7
18      4
19      2
以上より、Sの一の位に現れないのは0、3、5、8の4個。

【コメント】

実はExcelでNとTの組み合わせをN=40あたりまではじきだして、「20が周期である」ことをつきとめてから考えました。
ちなみに、上の「bとTの組み合わせ」もExcelで求めてあります。


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