『高校生からの挑戦状Part49』解答


◆愛知県 Y.M.Ojisan さんからの解答。

(a0,a1,……an)
(1,2,1,0),(2,0,2,0)
(2,1,2,0,0)
Non
(3,2,1,1,0,0,0)
(4,2,1,0,1,0,0,0)
(5,2,1,0,0,1,0,0,0)
(6,2,1,0,0,0,1,0,0,0)
... ...
(n−3,2,1,0.....0,1,0,0,0)

n=20 位まではPCで容易に虱潰し探索でき、
上表に示すように n≧6においては規則的な唯一の解が得られる。

従って、表の最下行に示す一般解が予想される。
一般解が成立していることは明らかである。

よって、これが唯一であることを証明する。
ただし n≧6 に限り、5まではPC解によるとする。

全部でn+1個の数字があるので
  Σa=n+1  --(1)  
また、逆に数えて  Σk*a=n+1  ---(2)である。 

p=[n/2] とする。
n≧6 なので pは3以上である。
[ ]はガウス記号

【補題1】

〜an のみを考えるとき、
〜aは全部0か一つだけが1である。

∵ 少なくとも a〜a の和は2以下である。
なぜならその和は最小でも 3p であり、(2)に反するからである。下表A欄参照。

A  3p≦n+1? B  2p+3≦n+1 ?
9>7 No 9>7 No
9>8 No 9>8 No 
12>9 No 11>9 No
12>10 No 11>10 No
2m m≧3 3m>2m+1 No 2m+3>2m+1 No
2m+1 m≧3 3m>2m+2 No 2m+3>2m+2 No

よって2が一個の場合と1が2個の場合を否定できれば良い。
pは3以上であるので、(2)より 2が一個の場合:2*1+p+p≦n+1、
1が2個の場合:1*2+p+(p+1)≦n+1 が要請される。  

1が2個の場合は上表B欄のごとくそのまま否定される。

2が一個の場合は a=2 a=1 がまだ候補として残る。
しかしこの場合 a≧1 であるから和はもう一つ増え、上表B欄により否定される。
よって補題1は証明された。

【補題2】

≧n−p≧p である。 

∵補題1より a〜aは最大でも1個除き0であり 
よって a≧n−p である。
2*[n/2]≦n であるから pの定義より p≦n−p

補題1と補題2から a〜aは1個だけ1であり、それは0の個数を表すaを添え字kとするaのみであることが分かる。 
つまり つぎのパターンのものだけが存在しうる。
(a、a、a、a、、、、ap−1、0、、、、0、1、、、、0)

これを(1)(2)に代入し 辺々引くと(3)式である。
ただし Σは k=1〜p−1
1=Σ(k−1)a  ----(3)

≧0であるから この(3)式が成立するためには k−1≧2
つまり p>k≧3 においては  a=0 である。 

よって 結局  1=a が決まる。

さらに 1が2箇所なので a=2 となり 
都合(1)式より a=n−3 である。
これは予測された唯一の解である。

【感想】

問題にnで分類とあったので、かなり煩雑なのかと二の足を踏んでいましたが、意外にも解はすっきりしているのですね。


 『高校生からの挑戦状Part49』へ

 数学の部屋へもどる