『高校生からの挑戦状Part25』解答


◆神奈川県 泥棒 さんからの解答。

【(a)〜(c)について】

一辺がnの立方体において、立方体の頂点を含む単位立方体を一つ選ぶ。
(立方体の8隅のうち一つを選ぶ。)

次に、その単位立方体を含んだ、立方体の対角線上にある単位立方体を順に選ぶ。
(n個の単位立方体を選んだことになる。)

そうすると、n3個の単位立方体のどれを選んでも、問題文の操作によって引かれた直線の少なくとも一本が貫通する。


◆愛知県 YMOjisan さんからの解答。

【a-bの解答】

n=2,3,4,5,10 の場合の最小単位立方体数を下表に示す。
選択した単位立方体をシュリンク立方体で、その他の単位立方体を茶色の球で、直線をパイプで示している。

    表1 a-b解答
10
最小数 13 50
配置図

【上限値と(b)の証明】

n=2〜5はPCによる「しらみ潰し」によっても短時間に最小値であることが確認可能である。
ここでは上限値がCeil(n*n/2)あり、n=10の場合、その値:50個が最小であることを背理法で証明する。

図1 三鼎体の組み合わせ 図2 要部内の種の配置

☆(b)n=10の証明

 図3−1  図3−2  図3−3

【c (偶数)】 

nが偶数の時 2m である。 
ここでn=2m

 ∵(b)の証明と同様、「種」の数が2m−1で可能であったとする。
すると、これらをうまく分散させても、少なくとも1層は「種」の数がm個未満である。

 従って上図黄色相当部分は p×q (p、q≧m+1)であり、[赤+緑]の部分をカバーするのに使用できる「種」の数は
2m−1−p×qである。

一方[赤+緑]の部分は(2m−p)×(2m−q)である。

その差を計算すると 1+2(p−m)(qーm)であってp、qの範囲からその差≧3である。

 つまり少なくとも3本の空棒が[赤+緑]領域に存在している。
一本の空棒に着目したとき、その2mセルを全てカバーするには、その空棒を含む行又は列上の「種」を2m個にしなければならない。
層方向に射影したとき、空棒を除くセルは2m−4個以下である。
従って、最低4個の「種」が射影セル上で重複しなければならない。
このことは、この空棒を含まない別の行または列に空棒が4個追加されることを意味する。
この操作は際限が無くしばらく倍倍ゲームである。
領域が有限であることから、いずれ既に重複した「種」により2m個丁度にすることに寄与する行か列に戻ってくる。
この場合は、新たに追加された空棒を埋めるために必要な新空棒は必ず4個ではなく、最低1個である。
いずれにしても追加する必要があり、終わりがない。

即ち[赤+緑]の部分の有限性に反する。

【c (奇数)】 

nが奇数の時 2m+2m+1 である。 
ここでn=2m+1

 ∵(b)の証明と同様、「種」の数が2m+2mで可能であったとする。
すると、これらをうまく分散させても、少なくとも1層は「種」の数がm個未満である。
 従って上図黄色相当部分は p×q (p、q≧m+1)であり、[赤+緑]の部分をカバーするのに使用できる「種」の数は
2m+2m−p×qである。

一方[赤+緑]の部分は(2m+1−p)×(2m+1−q)である。

その差を計算すると (1+(2p−2m−1)(2qー2m−1))/2であって
p、qの範囲からその差≧1である。

 つまり少なくとも1本の空棒が[赤+緑]領域に存在している。
一本の空棒に着目したとき、その2m+1セルを全てカバーするには、その空棒を含む行又は列上の「種」を2m+1個にしなければならない。
層方向に射影したとき、空棒を除くセルは2m−2個以下である。
従って、最低3個の「種」が射影セル上で重複しなければならない。
このことは、この空棒を含まない別の行または列に空棒が3個追加されることを意味する。
この操作は際限が無くしばらく倍倍ゲームである。
領域が有限であることから、いずれ既に重複した「種」により2m+1個丁度にすることに寄与する行か列に戻ってくる。

 以下偶数と同様であり、両者をまとめると、一般に先に示した上限値が最小値であるといえる。
 即ち  「種」の数の最小値はCeil(n2/2)である。

【感想】

BBSでPOV-Rayが話題になったので久しぶりに使ってみました。
自分でいうのも変ですが、問題同様よくできていて、綺麗なCGが描け、感心します。


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