『7平方の定理?』

『7平方の定理?』解答


◆静岡県 ヨッシー さんからの解答。

3つの自然数a,b,cについて、
3つの偶数 2a,2b,2cの平方和
 4a2+4b2+4c2 を考えます。

ここで、4自然数
a+b+c,|a+b−c|,
|b+c−a|,|c+a−b| の平方和

(a+b+c)2+(a+b−c)2+(b+c−a)2+(c+a−b)2
を考えます。

※条件より、これら4数は、0にならないので、4自然数といえます。
これを計算して、4a2+4b2+4c2 を得ます。


◆宮城県 アンパンマン さんからの解答。

(2x)2+(2y)2+(2z)2
=(x+y+z)2+(x-y+z)2+(x+y-z)2+(y+z-x)2

成り立つ。


◆愛知県 Κ さんからのコメント。

●もう一つの7平方の定理

「7平方の定理」では、3つの偶数の平方の和を前提としていますが、これは必要条件ではありません。
2つの奇数と1つの偶数の平方の和も4つの平方数の和で表すことができます。
問題を次のように改めると、判りやすくなると思います。

【問題】

任意の3つの自然数とその和の4つの数の平方の和は、3つの平方数の和で表す事ができる事を証明してください。

◆例

2+22+42+72=32+52+62

【解答】

3つの自然数をx,y,zとおく。

2+y2+z2+(x+y+z)2=(x+y)2+(x+z)2+(y+z)2

x,y,zが自然数であれば、x+y,x+z,y+z は自然数です。

(証明終り)

x+zとy+zの順序を循環式とは逆にしているのは、
x<y<z と仮定したとき、小大の順に並ぶようにする為です。

元の問題との関係で言えば、x+y=2a,y+z=2b,z+x=2c ですが、
本式では、x+y等が偶数であることは仮定しません。

(補足1)

z=x+yとおき、両辺に共通な x+y を消去すると、次の「5平方の定理」が得られます。

2+y2+(2x+2y)2=(2x+y)2+(x+2y)2

(補足2)

出題者も解答者も指摘していないことですが、この式は 2重等式です。
即ち、1次の和も左右の辺で等しくなっています。

x+y+z+(x+y+z)=(x+y)+(x+z)+(y+z)

当たり前と言えますが、これと多重等式の性質から、次の式が3重等式になることが導けます。

0+x1+x2+x3+(x0+x1+x2)+(x0+x1+x3)+(x0+x2+x3)+(x1+x2+x3)
=(x0+x1)+(x0+x2)+(x0+x3)+(x1+x2)+(x1+x3)+(x2+x3)+(x0+x1+x2+x3)
左辺の8数及び右辺の7数の和、平方和及び立法和は夫々等しくなります。

同様にして、n変数からなる式で左辺には夫々の奇数(1を含む)個の和、右辺には夫々の偶数個の和をおけば、
n-1数及び2n-1−1数による(n−1)重等式が得られます。

また、xi=2i (i=0,1,2,・・・,n−1)とおけば、2進法の原理により、左右の両辺の数は全て異なり、
1,2,・・・,2n−1 がそろいます。

例えば、n=4の場合、

1+2+4+8+7+11+13+14=3+5+9+6+10+12+15

が成立します。
(1,2,3次の和、60,620,7200)

多重等式の性質により、各項に同じ数を加えても成り立つので、各数に1を加えれば、
(右辺には、左辺と項数を同じにする為、1個の 0 を加えます。)

2+3+5+9+8+12+14+15=1+4+6+10+7+11+13+16
 (1,2,3次の和、68,748,9248)

これから、神奈川県 alphaさんの問題『f(1)+f(4)=f(2)+f(3)など』の一般解を導くことができます。

即ち、

f(2)+f(3)+f(5)+f(9)+f(8)+f(12)+f(14)+f(15)
=f(1)+f(4)+f(6)+f(10)+f(7)+f(11)+f(13)+f(16)

が、任意の3次式について 成り立ちます。


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