『1999』解答


◆広島県 清川 育男 さんからの解答。

【問題2】

3+1=k×3n ...1)
kは自然数。

(k×3n)/3n+1=k/3

割り切れないのであるからkは、

イ)k=3k1+1 k1は負でない整数
ロ)k=3k1+2 k1は負でない整数

イ)、ロ)のいずれかである。

イ)のとき 1)式より
3+1=(3k1+1)×3n...2)

m=3n-1−1、
1=32n-4−3n-2
とすると、2)式を満たす。

ロ)のとき 1)式より
3+1=(3k1+2)×3n...3)

m=2×3n-1−1、
1=8×32n-4−4×3n-2

とすると、3)式を満たす。

イ)、ロ)より1)式を満たすkが存在する。
証明終わり。

イ)、ロ)のmは最小のものである。


◆広島県 清川 育男 さんからの解答。

【問題1】

1999は素数であるから、題意を満たすnは、

103≡1 (mod 3n)

でなければならない。

1000=3×333+1
1000=9×111+1
1000=27×37+1
n=1,2,3

          答え n=1,2,3の3通り。

【問題1−1】

77・・・・・7=7×11・・・・・1
7,1は31999

7は mod 3nで0と合同にはならないから、
11.....1≡0 (mod 3n) でなければならない。

したがって、
1999≡0 (mod 3n) であればよい。
n=1〜1999

答え n=1〜1999の1999通り。


◆飯田 孝久 さんからの解答。

【問題1】

 答 2001

【問題1−1】

 答 1999

【問題2】

 答 m=k×3n-1−1 とすればよい
 ただしkは3の倍数でない自然数

問題1は、1が3n個並んだ数が3nで割り切れ、3n+1で割り切れないことを示す必要があるが、これは数学的帰納法で示すことができる。
(清川さんは、累乗を勘違いなさっているようですね)

問題2は実際に計算するだけである。


◆広島県 清川 育男 さんからの解答。

【問題1】

飯田さんのご指摘の通り、指数法則を間違えていました。

101999
=999・・・・9+1
=9×111・・・・1+1

9,1は31999個。

9≡0(mod 3n)
 または
111・・・・1≡0 (mod 3n)が成り立てばよい。

したがって少なくとも、
111・・・・1≡0 (mod 3n)
が成り立てばよい。

1999≡0 (mod 3n) が成り立てばよい。

n=1〜1999の1999通りでは間違いでしょうか。


◆河野 進 さんからの解答。

公式集の様なものの (2.3) を改良したものを利用すると考えやすい様に思いますのでお知らせします。

(2.3) の改良版の補題を記述するために、次の定義をします。

pを素数とするとき、0 と異なる整数 n に対して
νp(n) で n の素因数分解における pの指数を表わすものとします。
つまり n が pk で割り切れ pk+1では割り切れない時
νp(n)=k となります。

a, b, d を整数で d>0 を満たすものとします。
このとき、a ≡ b (mod d) とは a - b が d で割り切れる事を意味するものとします。

●補題

pを奇素数とし、n, k, j, s を n >0,
k ≡ j (mod ps), s >0 を満たす整数とすると

kn− jn ≡ n(k-j)jn - 1 (mod pu + 2s),

ここに u = νp(n)。

●証明

仮定より

kn-jn
= (k-j) n-1
Σ
i=0
kijn-i-1
≡ n(k-j)jn-1 (mod p2s).

これは、νp(n)=0の場合の補題の証明になっています。

次に、νp(n)=u に対して補題が成立すると仮定します。

この時、

kpn-jpn
= (kn-jn) p-1
Σ
i=0
(kn)i(jn)p-i-1
≡ (kn-jn) p-1
Σ
i=0
(jn+n(k-j)jnー1)i(jn)p-i-1 (mod p2u+3s)
≡ (kn-jn) p-1
Σ
i=0
(jn+in(k-j)jnー1)(jn)p-2 (mod p3u+3s)
= (kn-jn)(jnp+( p(p-1)
――――
2
)n(k-j)jnー1)(jn)p-2

≡ (kn-jn)p(jn)p-1 (mod p2u+2s+1)

≡ n(k-j)jnー1p(jn)p-1 (mod pu+2s+1)

= pn(k-j)jpn-1

ここで、2u+3s, 3u+3s, 2u+2s+1は全て u+1+2s 以上なので、

kpn-jpn ≡ pn(k-j)jpn-1 (mod pu+1+2s)

が得られます。

これより、νp(n) に関する帰納法によって補題が得られます。

●系

上の仮定に加えて k ≠ jかつ、
k not≡ 0 (mod p)かつ,
νp(k - j) = s とすると、

νp(kn - jn) = νp(n) + s

が成立する。

この系を使うと【問題1】の答は、

ν3(10α - 1α) = 1999 + 2 = 2001 より
2001となります。

【問題1一1】の答は、

 ν3(β)
= ν3(7(10α- 1α)/9)
= ν3(7) +ν3((10α - 1α)/9)
= 0 + 2001 -2
= 1999

より1999となります。

【問題2】は m3 + 1 = m3 - (-1)3 と見て系を使って

ν3(m + 1) = n - 1 を満たすように自然数 m を選べば良い事が分かります。

【問題3】は2以上の任意の整数 n に対して整数 an が存在して、

(an)3 ≡ -17 (mod 3n+1) を満たす事が示されれば【問題2】と同様に
ν3(m - an) = n - 1

を満たすように自然数 m を選べば良い事が分かります。

anの存在については、
a2 = a3 = 4 とすることができて、ある n について
(an)3 ≡ -17 (mod 3n+1) であれば
(an)3 ≡ e・3n+1-17 (mod 3n+2)
(e = 0, 1 or 2) なので、
an+1 = an - e・3n とおけば良い事が分かり、帰納的に存在が示されます。


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